お盆休みの話。

年に1回の九州帰省やってきました。
今年は義兄もいて、とうとう実家=(子供が出来たら)おばあちゃんちになり、母の実家には行きませんでした。
やぁ、今年から実家でもだれることが出来なくなりましたよ。
なんかね、久々に昔ながらの日本の家庭を感じました。
お風呂の順番は「義兄→夫→姉→私」でした。まぁ、夫が仕事入って忙しくてお風呂は入れなかったときは「義兄→姉→私」だったけど。ここでも私は下っ端です。
とは言っても、先に父母がシャワーを浴びていたのでガチガチの男尊女卑ではないのかも。

<母の話＞
1.花札
義兄が花札教えてくれました。「こいこい」ね。
昔は年上の従兄弟がやってたのを見てたなぁ。当時私は1桁の年齢だったので見るだけだったけど。
で、4人でやってるのを見てた母が、
「私が小さい頃は、おじさんとかが花札やってたら通報されてね、急いで座布団の下に隠してたもんだよ・・・賭博だからね・・・」
・・・母よ、急にその場だけ時代さかのぼりました。

2.霊感
父はここ最近ずっと体を壊していて、入退院を繰り返しておりまして。
「なんかねー、気がつくとお父さんが立ってるのよ、パジャマ姿で。入院中のはずなのに。だから生き霊らしいんだけどね。
お風呂入ってると"コンコン"ってドア叩くしねー。もう慣れたけど、最初は怖かったー」
・・・母よ、聞いてる私の方が怖いです。

3.戦争
母は戦時中生まれで、「火垂るの墓」は自分と年齢的にダブるので見たくないんだそうな。
母の実家は、今は柿農家だけど、ちょっと前まで蜜柑も作ってて、その昔はお店をやっていたそうな。女中さんとかも居て、番頭さんとかもいたらしいけど、どういういきさつで農家になったのかは知らない・・・姉が小さい頃はお店の面影があったらしいので、変動は3〜40年前の話かも。
そんなわけで、割と戦火の激しかったK市にあったにも関わらず、食べ物に困らなかったらしい。
「ジープに乗ってたおじさんが、飛行機からズドドドドと撃たれながらも走り逃げていた」
「まだ小さかったから、女中さんに抱っこされて、耳を押さえながら防空壕に隠れてたよ」
などとまぁ、割と生々しい話も聞けます。
ちなみに、父方は米農家で、戦火もそんなに激しくなかった地域だったのでやっぱりそんなに食べ物に困らなかったらしい。

とかなんとか、お盆っぽい話で〆。