RAZARTE 国際化プロジェクト

Vol-9

進化論

上の写真はレザルテの開発途上で繰り広げられた進化のほんの一部である。
人類の進化と同様にレザルテもまた長い年月の中で、少しずつではあるが進化していった事が理解出来るはずだ。(ちょっとオーバーかな・・!?)

一番右が記念すべきレザルテの原型・・・加工しやすい事を優先して銅の素材を削り出した。
この素材は使い終わる度にピカール(研磨剤)で磨かないとす
ぐに指紋の跡がついて大変だった。

右から2番目は同じ素材で使いやすいデザインを追求したもの。この段階で既にレザルテのオリジナルデザインが決まったといって良いだろう。ここまでのプロセスではIDクレイを割り箸に巻き付けて握りを付けたり・・・ などと目に見えない苦労が隠れている・・笑

右から3番目は素材をステンレスに代えて量産試作を作ったもので、金属アレルギーに対処する為に純金のメッキを施してもらった。この段階では削り出しの製法からロストワックスと云う製法に変わった。

真ん中は量産試作に更に改良を加えてスタビボルトを追加。このタイプでほぼ開発の最終段階に突入。
サロンで臨床実験と使い方のシステムを構築した。握りの部分は既にメッキが剥がれていて、長い研究の時間を物語っている。

ここまでで約15年近くが費やされている。

道具としての性能がほぼ完成し、新しい使い方のシステムや理論解析が出来上がった事を背景にいよいよ市販を前提に最終形の開発に着手したのが左から3番目。
ここからは素材がチタン合金に変わった。製法も今度は粉末冶金(MIM)という新しいもので時計のボディ並みの製作ラインに進化した。(SEIKOの協力が大きな支えとなった)

左から2番目はほぼ最終形で表面加工の仕様を決定する準備、いったん鏡面加工を施す。これだけでも充分高級仕上げなのだが、世界一と言われる為のとどめの一発とも言えるセラミック粉を使ったブラスト(艶消し)仕上げを選んだのが一番左の製品版である。

ここまでの進化の過程が既に20年近く経過している事を知っている業界関係者は、「本当に作っちゃいましたネーー」と半ばあきれ顔になってしまうのも当然の事かもしれない・・・苦笑

二十年近くが経過したとはいえオリジナルから踏襲されている思想はあまり変わっていない事を感じ取っていただけるはずだ。
世界に向けて羽ばたく準備は整った・・・
レザルテの開発にかかわったすべての皆様の夢を乗せて・・・さぁ、これからどうする・・苦笑

とりあえず、乞うご期待・・・!!  道は長そうダネ

 

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